「いらち」な性格で、いくらおいしいものが安くて食べられるといっても、大行列に並ぶなんてことは決して自分からやらない。スーパーやコンビニのレジ待ちも大嫌いだ。エレベーターや押しボタン式信号では、意味がないと分かっていても、無駄にボタンを数度押す。外に出れば多くの「イライラ」に出くわすが、最近は最新技術を使ってそれも解消されてきているという。
例えばエレベーター。国内シェアナンバーワンのトップメーカーでは快適さのほか、待ち時間のイライラも解決してくれるシステムが開発されているそうだ。「10秒待っている人のイライラ度は100だが、30秒待っている人のイライラ度は900と、待ち時間が長くなるほど加速度的にイライラ度が増す」。そんな心理分析があり、効率よく複数のエレベーターを動かし、なるべく待ち時間を少なくして快適に使用してもらおうとの試み。詳しい仕組みは省略するが、このシステムがあれば大きなオフィスビルでも利用者の時間の短縮が図られ、仕事の能率もアップさせられる。
エレベーター同様、日曜朝の情報番組で見たのだが、「トイレの空き情報」がスマホやパソコンなどで確認できるサービスもある。ビルの中にいると、これが結構問題らしく、空いているトイレを探したり順番待ちしたりする無駄を省けると好評を得ている。地方にいるとなかなか思いつかない点に着目したビジネスと感心した。
効率化、省力化、これらは生活や仕事を「楽」にしてくれる。楽になれば「楽しく」過ごせるようになり、意欲や新たなアイデアもわく。売り上げ増だけでなく、イライラ解消を考えてみるのも業績アップの一つの方法だと思う。(賀)


