電子オルガンのローランドミュージックフェスティバル近畿地区大会が尼崎アルカイックホールで開かれ、ローランド御坊教室(孝頭順さん、西岡千穂さん指導)から一般部門に出場した柿木理菜さん(22)=御坊市岩内=が優秀賞を受賞。9月23・24日に東京・かめありリリオホールで開かれるファイナル大会に出場する。念願の大舞台に、「先生方のおかげです」と喜んでいる。

 小1の時から16年間オルガンを習っており、これまでにも近畿大会へは出場しているが、ファイナルへの出場権を手にしたのは今回が初めて。

 演奏曲目は、ピアノの詩人と呼ばれるショパンの「バラード第1番ト短調」op23。フィギュアスケートの羽生結弦選手が世界大会等で使用した曲としても知られる。「大好きな曲なので、美しさを皆に伝えたいと思って心を込めて弾きました。緊張しましたが、思い通りにきれいに弾くことができました。優秀賞という結果が発表された時には感激しました」と振り返り、ファイナルへ向けては「聴いてくださる方々の心に、何かを届けられる演奏ができればと思っています」と意欲的に話している。

写真=盾を手に喜びの柿木さん