救急医療対策の推進等に貢献、その功績が顕著な個人、団体をたたえる救急医療功労者知事表彰の受賞者が決まり、ことしは県全体で医師と看護師合わせて10人、1団体が選ばれた。日高地方からは御坊市薗の中井こどもクリニック院長の中井寛明氏(58)。25日、和歌山市のホテルアバローム紀の国で開かれる救急災害医療研修会で表彰される。
中井氏は日高高校から国立旭川医科大を卒業し、奈良県立医科大附属病院、国立療養所福井病院などの小児科医を務め、1993年10月から約2年間は米国に留学。帰国後、奈良県立医科大附属病院小児科助手、同大救命救急センター救急科講師などを経て、99年4月、中井こどもクリニックを開業した。
開業後は日々の診療の傍ら、御坊広域休日急患診療所、08年からは毎週土曜午後の病診連携小児救急診療(国保日高総合病院)の当番医を務めており、その体制づくりから当番表の作成など事務方としても当地方の小児救急医療の充実に寄与。日高医師会では現在、救急医療副担当理事を務めている。
小児科医としては大人とまったく異なる子どもの肉体的・生理的特性を理解し、両親の訴えに十分耳を傾けながら、症状の裏に隠れた病気がないか、わずかな病状の変化も見逃さないことに神経を使うという。
表彰には「医師会や病院の先生ら多くの方の支えがあってこその受賞であり、私はただその代表でいただくものと考えています。今後も小児科医のはしくれとして、地域の子どもの健康、成長を見守っていける一員になれればと思います」と話している。
写真=「多くの先生、地域の皆さまのおかげです」と中井氏


