日高川町西原の日高高校中津分校3年生の東さくらさんと2年生の濱西可恋さんの2人は、13日に有田川町で行われたイベント「Bon de ALEC(ボン・デ・アレック)」で鹿肉を使ったタコスを販売。日高川町のジビエをPRした。

 同校では昨年から町のPRへジビエのレシピを作っており、今回は第2弾。県のジビエ講習会に参加するなどしてレシピ作りを行い、試行錯誤の末、タコスを考案。元町地域おこし協力隊で取り組みに協力している村越拓也さん=小熊=が販売する鹿肉を使用。豚のひき肉、タマネギ、ニンニクなどと調理し、トルティーヤでくるんでチリソースをかけた商品に仕上げ、1個300円で販売した。

 イベント会場には多くの親子連れらが訪れ、タコスはお父さんやお母さんに大人気。濃い味付けで鹿肉の臭みを消しており、「食べやすい。とってもおいしい」と好評。会場ではビールなどのアルコール類が販売され、お酒のあてとしても人気で、約100個を販売した。

 2人は暑い中も汗を流しながら声を出して呼び込みし、町のジビエPRに貢献。「多くの方においしいと言ってもらえてよかったです」と笑顔で話していた。

 タコスは秋に初湯川で開かれる、フォレスト祭での販売も予定している。

写真=商品を手渡す東さん