田辺市龍神村では、祝日の「山の日」(11日)から盆までの期間、観光客でにぎわっている。宿泊施設などでは11日から15日までほぼ満杯。キャンプ場では都会からの観光客が自然の中でのんびりと過ごしている。関係者によると、「昨年は台風の影響で川が増水したが、ことしは天候に恵まれ、昨年以上に期待できるのではないか」と話している。

 宮代オートキャンプ場も11日から京阪神などからのキャンプ客でにぎわっている。ログキャビン8棟、オートキャンプサイト25区画、広場テントサイト20張が15日までほぼ満杯で、一日当たり約200人が利用。内訳は、大阪府内からの利用者が約半分、和歌山市の利用者が約30%。1泊2日か2泊3日の利用が多いが、中には3泊4日滞在するキャンプ客もいる。コテージ7棟、テントサイト25張、宿泊施設(54人分)を備えている森林公園丹生ヤマセミの郷キャンプ場(丹生ノ川)でも11日から15日までほぼ満杯。宿泊施設の龍神温泉季楽里龍神(龍神)も11日から15日までほぼ満室状態で、18日の土曜日まで宿泊客が比較的多い。大阪府枚方市から家族5人で宮代オートキャンプ場を訪れている会社員男性(39)は「3年前から毎年来ている。川べりの静かな場所で朝晩にはひんやりとした空気が気持ちいい。子どもたちも自然の川で遊ばせることができる」、大阪府堺市の家族連れ男性(43)も「清涼感があって気持ちがいい。のんびりと過ごせて家族の時間が持てる。龍神温泉にもつかって楽しみたい」と話していた。

写真=大阪などからの観光客で人気の宮代オートキャンプ場