第100回全国高校野球選手権大会が5日、兵庫県西宮市の甲子園球場で開幕し、日高川町和佐の学校法人南陵学園和歌山南陵高校吹奏楽部の3人が開会式の吹奏楽隊として参加した。

 3人はいずれも1年生で、バスドラムの宇都宮音歩さんと双子の妹でスネアドラムの恋音(ここね)さん、バスクラリネットの桑原椎奈さん。皇太子ご夫妻や約4万7000人の観客を前に、約200人の吹奏楽隊の一員として、マーチングで入場し、「君が代」などを演奏。3人とも練習の成果を発揮してそれぞれの役割を果たし、開会式の盛り上げに貢献した。

 式を終え、「想像以上に盛大な式だったので驚きました。とても暑かったですが、練習通り演奏できました」と笑顔。3人は21日の閉会式にも参加する。

写真=和歌山から参加した10人(後列左から宇都宮音歩さん、桑原さん、恋音さん)