NPBガールズトーナメント2018全日本女子学童軟式野球大会(8~13日、愛媛県)へ出場する県選抜チーム「和歌山ハーモニーズ」に日高地方から御坊の岡田未来選手(御坊小6年)、三百瀬千鳥の西山咲良選手(寒川第一小6年)がメンバー入り。迫る大舞台へ「チームの勝利に貢献したい」と活躍を誓っている。

選抜チームは6月の県大会に参加した5チームの選手から希望者を募り、20人を選抜。岡田、西山の両選手は日高支部代表「日高ドリームガールズ」のメンバーとして初優勝に貢献し、初の選抜入りを果たした。

岡田選手は155㌢・38㌔、右投げ右打ちの投手兼外野手。小学1年から御坊で野球を始め、今シーズンは主に6番・投手、副主将としてチームを引っ張っている。県大会では準決勝、決勝の全2試合に登板し、準決勝では3失点完投。決勝では同点で迎えた4回1死一、三塁から2番手でマウンドに上がり、二盗のあと、2者連続三振を奪うと、次の5回との計2回3分の2を無失点に抑え、好救援を見せた。3番打者としても準決勝で最終回に同点の中前適時打。なおも盗塁と敵失で決勝の本塁を踏んだ。

長身から投げ下ろす力強い直球が武器。全国大会へ「ピッチングでは攻めの投球、打席ではマルチヒット。まずはチームの1勝に貢献したい」と闘志を燃やしている。

西山選手は146㌢・38㌔、右投げ右打ちの内野手で、小学3年から三百瀬千鳥で野球を始め、今シーズンは主に7番・一塁、副主将としてチームをけん引。県大会では7番・二塁で全2試合にフル出場した。初めての守備位置ながらピンチにも落ち着いたプレーで堅守を発揮。無失策で投手をもり立てた。準決勝では遊撃への内野安打を放ち、けん制悪送球で一気に三塁を陥れる好走塁を披露。決勝でも敵失で出塁すると、盗塁、さらに三盗を決め、相手捕手の悪送球の間に生還を果たした。

堅守と走塁が持ち味。全国大会へ「三百瀬千鳥のみんなに支えてもらっての参加。しっかり声を出し、試合に出られたら、ヒットを打って盗塁を決めたい」と燃えている。

全国大会は8日に開会式があり、試合は9日が1日目。県選抜チームの初戦は2日目の10日、西条市ひうち球場での第3試合、2回戦でオール大分ガールズ(大分)と顔を合わす。

写真=岡田選手㊤と西山選手