ごぼう商工祭2018の第2回ワーキング会議(阪本仁志委員長)が27日に御坊商工会館で開かれ、10月27日に開催する第10回商工祭のイベントの一つとして、高校生おんぱく部がスターチスを使ったフラワーアートでギネス記録に挑戦する計画があることが報告された。宮子姫をイメージしたイラストを使い、大きさで世界一を目指す。花のまち御坊を世界にアピールするユニークな取り組みとして注目されそうだ。

 会議の中で、御坊日高博覧会(おんぱく)実行委員会の谷口光会長が、高校生おんぱく部が企画したイベント内容を説明した。

 タイトルは「スターチスでギネス記録に挑戦~花の街・御坊を世界へ~」。高校生おんぱく部は日高高校の生徒12人で構成。地域の活性化と商工祭の盛り上げへイベントを考え、生産量日本一を誇るスターチスを使って花のまちをアピールし、ギネス記録への挑戦で地域を元気にしようと企画した。商工祭のテーマであるハロウィンの要素も取り入れることにしている。

 現在のギネス世界記録は、トヨタカローラ福岡がつくった直径6・148㍍の花冠。最大のリース(人工物)として認定されており、これを上回る大きさにするため、縦4㍍、横8㍍に挑戦する。デザインは宮子姫をイメージしておんぱく部員が描いたイラストを使う予定。イラストを花で作るのか、イラストの周りを花で飾って花冠にするのかなど、具体的なことは今後詰めていく。当日は来場者にも参加してもらって完成させたい考え。

 スターチスはJA紀州が提供する。ギネス認定員の派遣、花の土台など約120万円の予算が必要で、確保できるかが課題。谷口会長は「もしギネス申請に間に合わないなど記録に挑戦できなかったとしても、当日は実施しますので、協力お願いします」と呼びかけた。

 このほか、当日のイベントの詳細や実施時間などは次回の会議で決めることにした。

写真=宮子姫のイラストを使ってギネスに挑戦する