全国中学生相撲大会県予選が21日に県営相撲場で開かれ、野口小出身で箕島中3年の井ノ上豪志選手が個人戦と団体戦ともに見事優勝し、8月18・19日に山口県で開かれる全国大会に出場する。同じく箕島中の前田哉選手(名田小出身、1年)、中本樹志選手(衣奈小出身、1年)も団体や個人戦で近畿大会出場権を獲得した。

 個人戦には12人が出場し、トーナメントで争った。身長165㌢、体重72㌔と力士としては小柄ながら力強さと多彩な技を兼ね備える井ノ上選手は初戦で西和中の選手を出し投げで下すと、準決勝は同じ箕島の選手を押し出し。決勝も箕島対決となり、130㌔ほどある相手を下手投げで土をつけて栄冠を手にした。井ノ上選手は6月に行われた都道府県相撲選手権県予選でも軽量級で優勝、無差別級でも準優勝しており、軽量級個人と無差別級団体メンバーとして8月5日に東京で行われる全国大会出場を決めている。井ノ上選手は「個人戦、団体戦とも全国優勝を狙いたい」と闘志を燃やしている。団体戦も箕島が優勝。井ノ上選手は先鋒とし活躍し、全国切符を手にした。8月8日に大阪の大浜相撲場で開かれる近畿大会には、全国出場メンバーではない前田選手と中本選手も出場する。前田選手は個人戦でもベスト8入りで近畿大会に参戦する。

写真=団体優勝した箕島中の選手(前列中央が井ノ上選手)