第100回全国高校野球選手権記念和歌山大会7日目の17日は2回戦3試合があり、第2試合では日高中津が慶風に5回コールドで快勝した。日高中津は終盤に猛打を発揮した初戦の勢いをそのままに序盤から打線が爆発し、8連打を含む2桁安打で2桁得点を記録。守っては3投手が無失点リレーを見せ、3年連続の3回戦進出を決めた。

日高中津
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慶風
 (5回コールド)

 日高中津は2回、1死二、三塁から川﨑の右前に落ちる幸運な適時打で先制すると、一、三塁から齋藤の遊ゴロで三走がかえって1点を加えた。

 火がついた若アユ打線は3回、先頭の杉浦が左越え二塁打を放ち、1死後に小早川が中前適時打。さらに柏原が右前、九笹が左前に運んで満塁と攻め立て、加藤が右翼線二塁打で走者を一掃した。なおも川﨑の右翼への二塁打、齋藤の左越えへの2点二塁打と打線がつながり、矢野が右前へ適時打。この回2巡目の杉浦の左前打と中島の四球で再び満塁としたあとは、代打・首藤の押し出し四球と柏原の中犠飛でリードを広げ、この回一挙9得点、8連打を含む猛攻を終えた。

 5回にも入山の左前適時打と松村の左越え2点二塁打で突き放し、試合を決めた。

 日高中津の先発・齋藤は2回3分の1を1安打無失点。3回1死からマウンドに上がった2番手・古久保は3安打で満塁とされたものの、この回を無失点で切り抜けた。3番手・入山は4、5回の2イニングをピシャリ。5回は遊直後、2者連続三振に仕留めた。

 14安打で14得点と波に乗ってきた日高中津。3回戦は大会10日目の21日となり、第1試合(午前9時~)でシードの市和歌山と激突する。

写真=日高中津3回1死三塁から小早川が中前適時打