20日に御坊市名田町野島で発生し、農業用ハウスに被害を出した突風について、和歌山地方気象台は22日、現地に職員を派遣して調査を行った。
 現場は、はし長水産直売所から南約300㍍の農地。大気の状態が不安定になった20日午後6時ごろ、複数の農業用ハウスでガラスが割れたり、ビニールが飛ばされたり、骨組みが曲がり、ほぼ直線上に約200㍍にわたって被害があった。
 この日、職員が被害状況や突風の痕跡を調査した結果、当時、風速約35㍍の突風が吹いたとみられることが判明。一方、突風の種類や原因の特定には至らなかった。