任期満了(12月16日)に伴う次期知事選に向け、4選出馬を表明している現職の仁坂吉伸知事(67)は20日、「新たな経済発展のための条件はずいぶん整備されてきた」とこれまでの3期12年を振り返り、「批判の中の真実に耳を傾ける謙虚さを持ちつつ、全力で頑張っていきたい」と続投へ力強く決意を示した。この日の議会一般質問で、坂本登議員(日高郡選出)の質問に答えた。
12年間の仁坂県政について、公共調達制度改革、企業誘致、高速道路の延伸、和歌山市内への4件の大学誘致などの実績を高く評価。南海地震・津波をはじめとする災害対策、世界農業遺産にも認定された梅システム等の農業振興ほか、観光、医療、福祉など各分野の成果を振り返り、「残された諸課題に果敢に取り組み、県政の総仕上げに頑張ってほしい」とし、4期目を目指す決意を問うた。
 仁坂知事は初当選から3期12年を「県民の活躍のためのインフラなどの条件がずいぶん整備され、防災や福祉、教育、医療の分野も大きく進展していると思う」と自己評価。4期目に向けては人口減少や製造業の巨大投資の極端な減少を県勢浮揚への不安材料に挙げたが、坂本議員が提唱する「地産外商」(農水産物の海外市場の開拓)や大学誘致、ロケット基地、IR(カジノを含む統合型リゾート施設)などに大きな可能性があるとし、「努力はそうたやすく実を結ばないし、出てくる懸念をあげつらって批判する人もいるだろう。しかし、私はその批判の中にある真実に耳を傾ける謙虚さを持ちつつ、その問題を解決する解を見いだしながら、県民とともに前進したい」と述べた。