内閣府が昨年、満10歳から満17歳までの青少年とその同居保護者それぞれ5000人を対象に行った「青少年のインターネット利用環境実態調査」によると、小学生のパソコン利用率は14・3%、中学生は22・2%、高校生は25・8%。いずれも前年度から低下しており、「パソコン離れ」が進んでいるという。一方で、スマートフォンの保有率は高校生を中心に高く、スマホがパソコンの代わりとなっているのだろう。筆者自身も家にデスクトップのパソコンがあるが、ここ最近はほとんど起動しなくなった。
子どもたちがスマホやタブレットなどインターネットに接続できる端末を持つことでさまざまなトラブルに巻き込まれたり、コミュニケーションツールによるいじめなどが懸念される。一方、教育への活用も期待できる。
県教委やALSOK(アルソック)、和歌山大学などの産学官共同体は本年度、日高附属中と桐蔭中の2校の3年生を対象にタブレット端末を使ったICT(情報通信技術)教育の実証実験を実施している。先日、日高附属の生徒にタブレットが配布された。タブレットを使った授業では、電子教科書や電子ドリルとしてペーパーレス化を図ることができる。気になるのはコミュニケーションツールを使ったやり取りだ。試験ではクラスだけのグループトークソフトを取り入れるとのこと。具体的な使い方は実証実験の中で探っていくと思うが、教諭とやり取りができるようになり、学校外でも質問などができるようになるという。こういったコミュニケーションツールがどう活用され、教育にどう生かされるのか。これから本格的に試験が始まるタブレット授業に注目したい。(城)

