科学技術の向上や産業の発展に寄与した発明、個人、団体をたたえる公益社団法人発明協会(野間口有会長)の本年度全国発明表彰で、御坊市のヨシダエルシス㈱代表取締役会長で県発明協会常務理事を務める吉田擴氏(75)=御坊市藤田町吉田=が発明奨励功労賞を受賞。きのくにロボットフェスティバルの開催等で次代の人材育成に力を注いでいることなどが高く評価された。
奨励功労賞を受賞したのは全国で11人、県内からは唯一選ばれた。今月12日に東京のホテルオークラ東京で同協会総裁の常陸宮殿下臨席のもとで表彰式が行われ、吉田氏に表彰状と記念のメダルが贈られた。
吉田氏は長年にわたり県発明協会に加盟して会の発展に力を注いでいる。1989年からは常任理事、2015年からは常務理事を務めており、役員として30年にわたって事業運営に尽力している。県支部創立60周年記念事業や近畿地方発明表彰などさまざまな事業に対して協力し、基盤の強化に寄与している。
次代を担う人材育成にも力を注いでおり、とくに御坊市で毎年開催されているきのくにロボットフェスティバルでは実行委員長として全日本小中学生ロボット選手権、高専ロボコン、国内外最先端のロボットショーを企画し、ものづくりの楽しさを伝える活動を展開。若き技術者の輩出に大きく貢献している。同フェスティバルでは県発明協会主催の「私たちのくふう展」の受賞作品の展示にも協力している。このほか11年には御坊市少年少女発明クラブを発足させる中心的役割を果たした。02年には近畿地区発明協会の奨励功労賞、08年には県知事表彰「発明賞」、09年には発明協会県支部役員20年表彰を受賞している。
吉田氏は「このような立派な賞をいただいて大変光栄。これからも日本の発明の手助けになれるよう頑張っていきたい」と話している。

