田辺市龍神村のNPO法人「ええとこねっと龍神村」(後藤昇理事長)が運営するそば専門店「和わく」が12日、甲斐ノ川地内にオープンする。9日には地元住民ら約50人を招いてプレイベントが行われ、休耕田を利用して栽培したソバを使ったメニューを味わった。田辺市の真砂充敏市長も訪れ、「本格的なそば料理でとてもうまい」と舌鼓を打っていた。
原料となるソバは同団体が休耕田を利用して栽培しており、昨年は560㌔が収穫された。そば粉に加工して店の料理に使う。三美人湯の温泉の里にちなみ、島根県出雲市(湯の川温泉)のソバ、群馬県東吾妻町(川中温泉)の小麦(つなぎ)も使用する。店舗は旧甲斐ノ川保育所(木造平屋、建物面積約80平方㍍)を活用。昨年に市から払い下げを受け、2月から内装改築に取りかかって、厨房を設置したりトイレの位置を変えたりするなどの工事を行った。屋外の遊具も塗装し直し、家族連れらや地域の子どもたちも楽しめるようにした。
プレオープンでは後藤理事長が「地域の憩いの場となり、楽しく親しんでもらえるような店にしていきたい」とあいさつ。玄関前で後藤理事長と真砂市長がテープカットし、開店を祝った。このあと住民らが店内で食事を楽しんだ。メニューはざるそば、天ぷら、いなり寿司の定食で、真砂市長は「とてもおいしい。オープンしたら孫を連れて食べに来たい」と箸を進めていた。休耕田を提供している同村東の古久保克巳さん(77)も「龍神で栽培したソバを使った料理を食べるのは初めて。とてもおいしい」と笑顔で話していた。
これから夏に向けての冷たいメニューでは盛りそば(700円)、とろろきのこぶっかけそば(900円)、そばサラダ(1200円)、天ぷらそば(1300円)、はいからそば(700円)など。温かいメニューでは、はいからそば(700円)、大だぬきそば(900円)、とろろきのこぶっかけそば(900円)、鴨なんばん(900円)、天ぷらそば(1300円)など。今後はそばを使ったスイーツメニューも提供するという。営業時間は午前11時から午後3時。定休日は金曜日。電話番号は0739770677。

