日高地方で開催中の地域活性化イベント、御坊日高博覧会(おんぱく)はゴールデンウイーク期間中もさまざまなプログラムが行われ、多くの人でにぎわった。
御坊市の紀州鉄道では、日高高校わかやまクラフトと同鉄道がコラボしたイベント「きてつフェスタ」が開催された。メインの臨時号「おかし列車」は2便とも満員御礼のにぎわいで、合わせて80組の親子連れが紀伊御坊駅とJR御坊駅間の「ミニ旅」を楽しんだ。菓子の空き箱で装飾した車内では、菓子のつかみ取りがあり、子どもたちは手のひらをいっぱいに広げ、あめやチョコをつかむと笑顔があふれていた。日高町から参加した小河原崇さん(31)、沙知さん(31)、凛ちゃん(5)、健君(3)親子は「お菓子がいっぱいとれて楽しかった」と喜んでいた。
会場の紀伊御坊駅ではクラフトや紀央館高校漫画部の生徒ら企画・運営のゲームや販売コーナーがあり、人だかりができる人気ぶりだった。
6日には御坊市のインド料理店「ラクシュミー」でJICA(国際協力機構)とのコラボ企画、トーク&ランチ形式のパキスタンの文化を学ぶ会が開かれ、約30人が参加した。
講師は、JICAの高等教育支援プロジェクトの専門家として、2016年から17年にかけて1年10カ月、パキスタンへ派遣された豊中市在住の建築工学博士河本順子さん。「五感で感じる異文化~南アジアの国 パキスタン編」と題し、自ら撮影したパキスタン国民の日常生活の写真とともに、独特の文化や風習を紹介した。
参加者からはパキスタンの印象として、「インドと仲が悪い」「核兵器を持っている」「女性が差別されている」といったマイナスな意見が聞かれたが、河本さんは「現地の人たちも自分たちが外国の人からそのような印象を持たれていることをよく知っています」とし、「実際はすごく人への思いやりがあり、自分の国を愛し、日本と日本人が大好きです。彼らはそんな本当の自分たちを知ってほしいと願っています」と熱っぽく語りかけた。

