民間災害ボランティア団体、紀州梅の郷救助隊(尾﨑剛通隊長)の隊員8人は7・8日、東日本大震災被災地の宮城県気仙沼市を訪れ、被災者と交流するイベントなどを開催。癒やしのひとときを提供した。
同隊は震災発生後に同市で支援活動を展開し、遺族から捜索依頼を受けて犠牲者の遺骨や位牌などを見つけた。その後も被災した住民らと交流を続け、震災時に避難所となった浄念寺を毎年訪問している。
ことしは、初日にガラスコップで作った灯籠を「いのり」という文字の形に並べ、同寺の高橋一世住職が法要を行った。ろうそくは同隊と交流のある三重県のボランティア団体「明かりプロジェクト桑名」が提供。救助隊メンバーのほか寺の関係者ら約20人も列席し、犠牲者の冥福を祈った。
2日目は交流会を開き、同隊梅ママ隊の女性メンバーがいなり寿司やめはり寿司などを調理して被災者ら約30人に振る舞った。食事を交え、輪投げやくじ引きなどのゲームも楽しんだ。景品には住民から提供のあった日用品などを用意し、子どもからお年寄りまでが参加して盛り上がった。お土産として、岩代小学校児童の手作り梅干しなども手渡した。被災者からは「震災から7年になるが、こうして毎年心をかけていただいて訪問してくれる団体は少ない」と感謝の声も聞かれた。
尾﨑隊長は「震災から月日がたっても外出したがらない被災者も中にはいるが、心の傷は年々癒えているように思う。『来年も来ます』と約束しました」と話していた。

