日高町志賀(柏)、カフェ「Coast Caf楽(がく)」を経営する湯川克巳さん(61)が、民間レベルでの外国人観光客誘致に取り組んでいる。3日にはタイ観光客をランチタイムに受け入れて、和食でおもてなし。ことし6月には、カフェ近くの実家を同町内第1号の民泊施設にする計画も立てている。
 湯川さんは、東京で勤めていたIT関連会社を退職したのを機にUターンしてきて、昨年4月に妻の由美子さんとともに実家の農業倉庫を改造して、海が見えるカフェをオープン。店内でフラメンコダンスのイベント行ったり、地域活性化イベント「御博(おんぱく)」に参加したりするなど、住民の出会いと交流の場の提供や情報発信拠点などになるよう、コミュニティーカフェとしての役割も担っている。
 ことし2月には、県民文化会館で開かれた県観光プロモーター市場説明会に参加。香港、台湾、韓国、タイ、中国、インドネシア、ベトナムのプロモーターからそれぞれ観光についての説明を受けるとともに、カフェでの受け入れをアピール。その結果、3日にはタイの観光客9人が訪問。「和の膳」としてハクサイと豚肉のミルフィーユや豆腐とエビしんじょうのあんかけ、ブリの照り焼きなどのメニューを提供。観光客からは「和食が一番おいしい」などと好評となった。湯川さんは、ことし6月から民泊の施設にする実家(許可申請中)も案内。落ち着いた佇まいの日本建築と低料金の設定に関心が高く、「来年はぜひ泊まりに来たい」との声が出ていた。現在、日高地方では印南町や日高川町に民泊の施設があるが、日高町内にはなかった。
 湯川さんは、県サイクルステーションとしての登録も申請中。カフェがちょうど海岸線のサイクリングコース沿いに位置しており、サイクリストの民泊も受け入れていく。