頚椎を損傷して全介助の支援を受けながら生き生きと生活している御坊市薗の西川孝さん(55)が代表を務める福祉支援グループ「R.ロードG」が、ホームページを開設した。今後は福祉や教育の向上に取り組むグループの活動、西川さんがリハビリに励んでいる様子などを情報発信して障害への理解を広めていく計画で、「障害者も健常者もみんなが住みやすいまちになるよう活動していきたい」との思いを込めている。
 西川さんは2009年12月に転落事故に遭い、12年3月まで2年4カ月にわたって日高病院で闘病生活を送った。頚椎を損傷して首から下の部分を思うように動かせないが、全介助の支援を受けながら前向きで活動的な生活を送っている。さまざまな人からサポートを受けるうちに「福祉の分野で地域に貢献したい」と介護分野等の事業所の協力を得て福祉支援の有志グループ「R.ロードG」を昨年5月に結成。7月には手厚い看護の提供を受け、いまでもリハビリに通っている日高病院に車いす2台を寄贈した。
 「同じ障害を持つ人の励みになりたい」との思いを人一倍強く持っている西川さんは、さまざまな形で情報発信することで地域への理解を深めようと、以前からホームページの開設を計画。パソコン操作が得意な友人に相談したところ、快諾を受け、西川さんのイメージを形にしてことし2月に完成。日高病院に車いすを寄贈したことなどを掲載している。今後は西川さん自身が電動車いすを操作して走行している様子や日高病院でリハビリに励む姿をアップしていくことにしている。「全介助の支援を受けながらいろんなことに挑戦できることを、少しでも多くの人に知ってもらいたい。障害の種類や世代もさまざまあり、どのような支援の仕方があるのか地域住民にも理解が深まれば、障害があってもなくても、すべての人が住みやすい地域になると思います。私たちの活動がそんな一助になればと願い、積極的に活動していきたい」と目を輝かせて話している。