由良町と海上自衛隊由良基地分遣隊が19日、災害時における施設等利用に関する覚書を締結した。
 同町役場町長室で畑中雅央町長と澤井正明隊長が、あらかじめ押印した双方の覚書を取り交わした。畑中町長は「役場もそうだが、自衛隊も津波の浸水区域にある。被害があった場合、自衛隊の救援、救助活動を維持してもらうため、町の施設を利用してもらう。もしもの場合は連携して町民の安全、安心に努めたい」と述べた。澤井隊長は「由良基地は全国で唯一平屋で、津波の被害を受ける。災害時でも活動拠点が確保できるのはありがたく、由良町を拠点に近隣町にも対応したい」と話した。
 覚書の中で自衛隊が利用する町有施設について明記はしていないが、いまのところ畑地内で津波浸水区域外にある、ゆらこども園を想定している。自衛隊が災害時に使用する非常用食糧についても町が管理する施設であらかじめ保管することができる。