日高高校附属中学校(池田尚弘校長)は14日に人権教育講演会を開き、ギターを手にいじめの撲滅へ活動している登天ポールさんを招いた。
 登天ポールさんはいじめによる自殺が社会問題となっていた2006年、一人でも多くの若者に接し、自殺を防ぐことができないかと、「いじめ撲滅」「自殺反対」「いつも心にマウンテン」の3本の幟を掲げて全国で路上ライブを実施した。
 講演ではライブを涙を流しながら聞いていた女の子や「親の気持ちが理解できないなら幟を下ろしてくれ」という指摘を受けたことなどの体験談を紹介。自身が作詞作曲している「マウンテンソング」などの曲も披露し、生徒たちに「いじめ撲滅」を訴えた。
 講演後、生徒からいじめられている友人への対応で質問があり、登天ポールさんは「一緒にご飯を食べたり音楽を聴いたりして、明るい部分を増やしてあげることが大切」などとアドバイスした。