本年度に新設された南部高校(浜野仁孝校長)の食と農園科1年生約120人は、2日に実習活動を行った。専攻している園芸、加工流通、食文化探究のコース別に、外部から講師を招いて実施。ジャム作り、南高梅を使った和食調理などに取り組み、生徒は専門家からの実技指導を通じて熱心に学んでいた。
食と農園科は、学科改編により本年度から新設。園芸・加工流通・食文化探究の3コースがある。農作物の価値を上げる知識や栽培技術が得られるカリキュラムなどに取り組み、地域産業を担う人材を育成することを目的としている。
今回の実習活動は初めての取り組み。加工流通の実習では、県うめ研究所の土田靖久主任研究員を講師に迎えて「特産であるウメを利用した加工品の開発」をテーマに講義。町内の梅の生産状況や同研究所で取り組んでいる梅の機能性を高める方法などについて説明を受けた。このあと冷凍梅を使ってウメジャムづくりが行われ、同校の岩崎将大教諭が指導。砂糖と一緒に煮詰めて仕上げた。デコレーションケーキづくりは創旬菓房「みさき堂」の三前雅信店主らプロの職人が指導。生徒たちは「実技だと食品の加工方法がよく分かる」などと熱心に取り組んでいた。
園芸コースの生徒は、キャタピラー教習所㈱の従業員(和歌山市)から刈り払い機(草刈り機)の使用について指導を受けた。食文化探究コースの生徒は大阪調理製菓専門学校(大阪府泉大津市)を訪れ、「南高梅を使った和食調理」をテーマに学習した。

