由良町衣奈漁港で、冬の風物詩となっているワカメの天日干しが始まった。
毎年11月下旬、ロープにワカメの種付けを行い、沖合の海に沈めて育成。1月下旬から2月下旬まで水揚げされる。天日干しは2、3日行うが、厳しい寒さの中、ワカメが絡まないようほぐす作業を何度も何度も繰り返す=写真=。その後、根の軸と先を切ってござで再び半日干す。寒風にさらされた乾燥ワカメは、旨みがギュッと凝縮されて大人気。このほか、生ワカメは塩蔵ワカメや軸をつくだ煮にした名物「衣奈そだち」などにも加工する。
衣奈ではかつてワカメ養殖の漁師が約50軒あったが、現在は6、7軒。50年以上養殖に携わっている地元漁師の寺井昭治さん(72)は、「まだワカメは小さいが、あと10日ほどすればもっと大きくなる。出来栄えはまずまずではないか」と期待していた。

