「一目100万、香り十里」で知られる、みなべ町晩稲の南部梅林が27日に開園した。いまのところ花は少なく、つぼみの状態だが、もうすぐ白い花が咲き誇りそう。予想では「開花始期(2分咲き)が2月上旬、満開(8分咲き)が同月中旬以降」となっている。ことしは岩代大梅林が改植のため休園となったが、同町では観梅シーズンに毎年県内外から約4万人が訪れてにぎわう。
 運営する梅の里観梅協会では、期間中の土日曜日や祝日には多彩なイベントでもてなし。同町東本庄出身のシンガーソングライター川島ケイジさんのミニコンサート(10日)、梅料理キャンペーン(11日)、梅酒コレクション(同)などバラエティ豊かな催しが行われる。加えて、駐車場から入場ゲートへと続くみかへり坂沿いで土産物が販売され、梅干し、梅酒、芋餅などの特産品が並ぶ。個人も倉庫などを利用し、新鮮な野菜、漬け物などを販売する。観梅のほかに土産物を見て回るのも楽しみの一つだ。
 梅の花が咲く2月は、みなべ町では観光の書き入れ時。梅林以外でもさまざまな催しが行われる。12日には保健福祉センター周辺で高校生の梅料理コンテスト「UME―1グルメ甲子園」や最高賞金の30万円を用意した「梅の種とばし大会」が開催。16・17日には全国梅サミット、25日には清川球場周辺で梅まつりもあり、子どもからお年寄りまでが楽しめる。
 2月は外出をためってしまいそうな寒い日もあるが、事前に興味のあるイベントを見つけておき、家族でそろってのんびりと一日を楽しんでみるのはいかがだろう。イベント会場のそばできれいに咲き誇る梅の花が、ほっこりと心を温めてくれるだろう。(雄)