県は18日、ことし第2週(今月8日から14日まで)の県全体のインフルエンザ定点(50医療機関)からの患者報告数が19・51人となり、注意報基準の10人を超えたと発表した。流行の拡大が本格化しつつあり、警報基準(30人)突破も時間の問題となっている。
 県健康推進課によると、ことし第1週(今月1~7日)の県全体の患者報告数は8・31人だったが、第2週には保健所別の患者報告数が急増。和歌山市は8・53人からほぼ3倍の25・33人、湯浅は7・5人から25・25人となり、御坊も7・43人から21・33人まで増え、県内9つの保健所別で3番目に多くなっている。
 同課はインフルエンザ対策として、▽こまめな手洗い、うがい▽室内の適切な湿度の確保(50~60%)▽マスクをするなど咳エチケット--などを挙げている。