由良町は、町内観光関連の10施設に計24基のサイクルスタンド(自転車保管設備)を設置し、うち2施設にサイクルツール(修理道具一式)も配置した。県が「サイクリング王国和歌山」を目指してさまざまな取り組みを展開しており、由良町でも気軽に安心してサイクリングを楽しんでもらえる環境を整えるのが目的。サイクリストの誘客につながると期待されている。
県では、豊かな自然や地域の文化を肌で感じ、地域の特産なども楽しんでもらう機会にしようと、県内でのサイクリングを推進。初心者から上級者まで幅広いニーズに応じて、風光明媚(めいび)なスポットや観光名所などを巡るわかやまサイクリング周遊マップを作成したり、休憩や自転車の修理ができるサイクルステーションの設置を促進している。日高地方では由良、日高、美浜の3町を対象にした日高冒険(アドベンチャー)サイクリングコースも設定している。
由良町は日本のエーゲ海と称される白崎などの美しい海岸線があり、サイクリングには最高のロケーション。町は昨年3月とことし4月に自転車耐久レースのエンデューロを開催するなど、サイクリングが楽しめるまちのアピールにも努めている。今回、設置したサイクルスタンドは、高速走行用に設計されたロードバイクなど、自立できない自転車を立てたまま保管できる設備。高さ約1㍍、平均台のような形で、サドルの部分を引っ掛けて使用する。材質は紀州材のヒノキを活用。全部で50基製作しており、うち24基を白崎海洋公園、ゆらっと紀州、商工会、役場、旅館などに設置。現在、残りのサイクルスタンドは、設置場所の協力者を募っている。また、白崎海洋公園とゆらっと紀州には空気入れやチェーンカッター、スパナ、ドライバなどの自転車修理道具一式がそろったサイクルツールも配置。担当課は「地方創生事業の一環でもあり、より多くのサイクリストに来てもらえれば」と話している。
サイクルスタンドの問い合わせは町総務政策課℡0738〓1801。

