東名高速で停車中のワゴン車が大型トラックに追突され、ワゴン車の夫婦が亡くなった事故で、横浜地検はその原因をつくった男を危険運転致死傷罪で起訴した。世間の危険運転に対する怒りが高まっているにもかかわらず、同じようなニュースがあとを絶たない。
車の運転をめぐるトラブルは自分も経験がある。30年近く前、大阪で車を運転していると、目の前をふらついていたおっさん2人が車道へ倒れ込んできた。クラクションを鳴らすと、おっさん2人は「なんじゃおらぁ!」とわめき、赤信号で止まった筆者は車を蹴りまくられた。
通り過ぎる歩行者は見て見ぬふり。車はバイトのポンコツだったので痛くも痒くもないが、窓越しに暴れ狂う2人(普通は片方やろ)はまるでジュラシックパークの肉食恐竜。ほんの1分ほどの出来事とはいえ、ちびるほど怖かった。
今年春には、仕事で県内を車で走っていたら、後続車にあおられ、クラクションを鳴らされた。なんの心当たりもないので無視していたが、信号待ちで止まると男が車からおりてきた。
「さっきのあんたの危険な運転のせいで事故りそうになった」という。こっちはなんの落ち度もないと反論するが、どうにもらちが明かない。バカバカしかったが、男がしつこいので近くの交番へつき合った。
話を聞いた警官3人は、男に対して「それはあなたの方が悪いですね。この方は何も悪くないですよ」。男は哀れシュン太郎、スカッと完全勝利となったものの、車をおりてむかってこられたときは正直、緊張と恐怖で心臓がバクバクした。
相手はそれ以上の緊張も興奮が上回り、ある種の覚悟を決めて脅しにくる。この場合、やはりロックをして一一〇番が最善であろう。 (静)

