みなべ川森林組合は無人飛行機のドローンを導入し、備長炭の原木となる薪炭林(ウバメガシ、カシ)の実態調査に活用する。町内ではドローンを事業に活用しているという話はほとんど聞かず、先進的な取り組みとなる▼先日、京都大学大学院の鬼塚健一郎助教らを講師に迎え、事前の講座が清川公民館周辺で開催された。実演飛行ではラジコンを操作して飛ばしたり、前もって設定したルートを自動的に飛行させたりした。すぐに100㍍を超える高さまで上昇し、機体に装着されたカメラから上空撮影。映像はリアルタイムで手元のタブレットから見ることができ、山並みの景色から遠く離れた海の様子まで映し出された。もちろん低空飛行も可能。メリットとしては操縦が簡単で従来の空撮に比べて非常に安価でできること、必要な時にすぐに飛ばせることなど▼ドローンは近年普及し、いろんな分野で使われ始めた。例えば、災害面では人が入れないような場所でもドローンを使うことで現地の様子を把握できる。農業面でも空から消毒液を散布したり、栽培植物の状態を観察したりすることも可能だ。配達業務に使用することもでき、道路の混雑に影響されないため時間通りに品物を届けることもできる。今後は多様なビジネスに使われ、これまでは不可能だったことも可能となるだろう。日常的に空を飛び交う時代もそう遠くないのかもしれない▼ひと昔と比べて科学が飛躍的に進歩し、人の作業に機械やコンピューターがとって代わっている。日常生活でも画面操作だけでいろんな事が済むようになった。半面、スマートフォンの操作が分からずイライラしている筆者のような人間にとってはストレスのかかる時代なのかもしれない。      (雄)