大阪市の大阪シティ信用金庫スタジアムを会場に秋季近畿地区高校野球大会が21日、開幕する。来春の選抜出場校を選ぶ際の重要な参考資料となるトーナメント戦。本紙エリアからは和歌山2位代表として日高中津が3年ぶり4回目の出場を果たす。若アユが1997年以来、21年ぶりに夢舞台へ出場できるか。大いに注目が集まる。
近畿大会に臨む日高中津の新チームは今夏の選手権和歌山大会でベンチ入りした11人が中心を担う。今夏もレギュラーとして紀三井寺でプレーした柏原樹、齋藤覚志、宮井智基、矢野碧、河原仁、川﨑翔太の6選手は経験豊富で、大一番での活躍が楽しみだ。
新人戦ベスト4と県1次予選を勝ち上がった4校が熱戦を展開した県2次予選では、特に粘り強い戦いぶりが光った。初戦の星林戦では2点リードで迎えた8回、一挙6得点され、万事休すかと思われたが、その裏4長短打を集めて3点反撃。最終回は追いついたあと2死からサヨナラ打が飛び出した。準決勝の和歌山東戦は0―2の6回、齋藤選手の2点二塁打と宮井選手の適時打で逆転すると、救援の入山海斗投手が素晴らしい投球を披露。最終回1死二、三塁のサヨナラのピンチも切り抜け、見事近畿出場切符が与えられる決勝進出を決めた。
今夏の和歌山大会では3回戦の桐蔭戦で8回に同点とされ、延長の末に敗れた日高中津だが、新チームはその悔しさをばねに終盤、勝負強さを見せている。近畿大会の初戦は滋賀1位の近江。春夏甲子園出場16回の強豪ではあるが、持ち前の粘りを発揮できれば互角に渡り合えるはず。選抜へ最低条件と予想される初戦突破を果たし、分校の夢の続きを見せてもらいたい。(賀)

