日高地方最大の秋祭り、御坊市の小竹八幡神社秋季祭礼「御坊祭」が5日、本祭りを迎えた。夜は小雨がぱらついたものの、宮入りでは若衆の熱気が最高潮に達し、威勢のいい掛け声が響き渡った。御坊祭に参加して100周年の記念の年となった東薗組は3台の四ツ太鼓が勇ましく練り、神社前を埋め尽くす見物人の前でサイテクリョーや幟差しを披露。境内ではことし限りの金色の獅子が華麗に舞い、観衆を魅了した。
 午後6時半ごろから雨が降り出したが、雨も吹き飛ばすかのような若衆の熱気がムンムン。多くの見物人が詰め掛け、「人を見たけりゃ御坊祭」にふさわしいにぎわいとなった。
 本祭りは午前7時45分から神殿式が行われ、8時40分からお渡りに出発。浜ノ瀬の御旅所ではけほん踊り、雀踊りが奉納された。
 宮入りは午後3時、中組からスタート。各組とも幟差しでは力自慢が三反や五反幟を軽々と差し、指や頭に乗せる技を披露して見物人を沸せた。四ツ太鼓を担いだ若衆は「ホーエンヤッ」などの掛け声を響かせ、激しく揺らしたり高々と持ち上げてサイテクリョー。隈取りを施した乗り子たちも太鼓を打ち鳴らして晴れ舞台を飾っていた。
 100周年の東薗組の宮入りのころには見物人で境内が埋め尽くされ、息の合った幟差しに大きな拍手が湧き起こった。四ツ太鼓は例年より1台多い3台が練り、それぞれきれいにサイテクリョーを披露し、若衆のボルテージは最高潮。境内では金色の獅子が舞い、一目見ようと大勢の人が周りを囲み、目を奪われていた。