日高川町で特産化に向けて取り組まれている花、キイジョウロウホトトギスの切り花の出荷が、28日から始まった。ことしは大雨などの影響で不作となっており、出荷数も例年の約1000本の半分程度になるとみられている。
 初日には高津尾のJA紀州中津支店に生産者が集まり、つぼみが縦一列になった自慢の花を並べた。つぼみ抜けは1つまでや、葉が枯れていないことなど、それぞれ品質を確認したうえで出荷した。この日は約80本を出荷し、今後も10月初旬まで週3回数十本を出荷する。出荷先は京都や大阪などで、生け花や茶花などとして人気の花となっている。
 キイジョウロウホトトギスは別名「山里の貴婦人」とも呼ばれ、黄色い花とともに、きれいに並んだ葉が魅力の1つ。生産者らによると、ことしは大粒の雨に打たれたせいか、葉が茶色くなる現象が多くなった。そのため花の数自体は例年並みに育ったが、出荷できる品質の花は半分程度という。