御坊祭に参加してことし100周年を迎える東薗組に16日、祭具師の杉本卓治さん(50)が金色の獅子頭を寄贈した。
 これまでも東薗組の獅子頭を修繕するなど縁があり、100周年にふさわしいプレゼントをしたいと、金箔(ぱく)を施して金色に輝く獅子頭を約1年かけて制作。薗集会所で贈呈式が行われ、同組行司の外川竜次さん(50)に手渡した。
 杉本さんは「100周年という滅多に巡り合えない節目に、獅子頭を贈ることができて幸せです」と笑顔。東薗組では節目のことし限定で金色の獅子頭で舞を奉納することにしており、外川行司は「魂を込めて舞いたい。多くの人に見に来てほしい」と話している。