三重県の鳥羽、伊勢に家族旅行に行ってきた。久しぶりに和歌山と仕事から離れて羽を伸ばす機会。最高のリフレッシュになった。
 鳥羽へ到着後すぐの昼食にはサザエやヒオウギカイ、カキなどの貝盛り合わせ定食を選び、夕食には浜で漁師が暖をとるための一斗缶でカキを蒸し焼きにしたのが始まりといわれるガンガン焼き(鳥羽ではせんべい缶にカキを入れ、酒蒸し)と松阪牛、伊勢どりなどがメイン。2日目の伊勢では松阪牛入りのパンなどを食べた。土産物としては、伊勢志摩サミットで提供されたという酒、伊勢えびせんべい、松阪牛の菓子、招き猫などを購入したが、いろんなものが売られていて選ぶのに結構時間がかかった。
 食事にしろ、土産にしろ、何を基準にお金を使うのか。自分の行動を振り返って考えてみると、とにかく「特産」「名物」「ブランド」「話題性」などに弱いと気がつく。貝類、伊勢海老など誰もが知るものにはやはり手を伸ばし、その半面、あまり有名でないものにはひかれなかった。
 所変われば、という食べ物もたくさんあって興味深かった。鳥羽ではタカノハダイという魚の刺し身が結構な値段でメニューに並んでいた。この魚、大好物なのだが独特の磯臭さがあり、好き嫌いが分かれる。煮付け以外では食べたことがないので、生でも大丈夫なんだと初めて知った。それに海藻のあおさ。みそ汁に入っていたり朝食につくだ煮がついていたりラスクの菓子があったり。お勧めの特産物のようだった。ネットで調べてみると、三重県は「あおさの王国」というほどの一大生産地とのことだ。
 期待通りのモノがあり、新しい発見もできるのが旅行の楽しさ。地元を離れてみると、勉強にもなる。     (賀)