奈良市にある春日大社主催の書道大会、第68回春日大社清書会で、美浜町浜ノ瀬の木村書道教室(木村美月さん指導)から笠井惟永(ゆな)さん(名田小4年)、松永妃依(ひより)さん(稲原小5年)が最高賞の春日大社宮司賞を受賞した。ほか22人が上位に入賞し、木村さんは「みんなよく頑張ってくれました」と喜んでいる。
 当日会場で課題が発表され、その場で練習なしに書くという実力が試される大会。保護者も付き添うことはできない。用紙は70×35㌢の画仙紙で掛け軸の半分ほどとかなり大きく、2枚しか使えない。
 笠井さんは幼稚園の頃から書道を習っており、宮司賞はおととしに続き2度目の快挙。指導の木村さんは「線の強弱でメリハリがあり、動きもあるいい字です」と評価し、笠井さんは「落ち着いて、余裕を持って書くことができました。うれしいです」と話している。
 松永さんは小学2年生の時から習っており、今回が初めての宮司賞。木村さんは「基本のきちんとした、品のいい字です」と評価。松永さんは「『花の曲線が難しかったけど、きれいに書けたと思います。初めてこんなに大きな賞をもらえてうれしい」と喜んでいる。
 同教室からこのほか22人が特別賞、6人が優秀賞、4人が佳作に入賞した。