美浜町の地方創生事業の一つ、「日の岬・アメリカ村の再生とふるさと教育」で28日、事業を企画及び実施する組織「日の岬・アメリカ村再生協議会」(中牧弘允会長)の第4回会議があり、事業の基本計画と施設の整備計画が承認された。基本計画にはカナダ移民の地域として知られるものの過疎化が進む三尾地区の活性化へ計20のメニューを盛り込み、整備計画ではレストラン、ゲストハウス、カナダミュージアムの3施設とも来年4月オープンへ来月から準備に取りかかることが決まった。
 協議会は地区代表、商工・文化・教育関係、学識経験者、下部組織の部会代表、行政、地元の郵便局から18人がメンバーとなり、5月17日に発足。これまで実施する事業を盛り込んだ基本計画と3施設の整備計画を協議してきた。役場で開かれた第4回会議ではコンサルから修正箇所などで説明を受けたあと、両計画を承認した。
 基本計画に盛り込まれた事業は、カナダ使節団の派遣、英語版「語り部ジュニア」の確保・育成、小・中学生のふるさと教育の実施、移民関係教養講座の実施、三尾公民館(レストラン)の整備、遊心庵(ゲストハウス等)の整備、野田邸(カナダミュージアム・カフェ等)の整備、タウンウォッチングコースの開発、ホームページやSNS等での情報の発信など。本年度から平成33年度まで5年間で、約1億8000万円を投入する。
 施設の整備計画では、三尾公民館をレストラン、同館すぐ北の遊心庵をゲストハウス、同館南30㍍ほどに位置する民家「野田邸」をカナダミュージアムとカフェに改修することを正式に決定。公民館は2階を飲食施設とし、外観が日本風で内部が和洋折衷の遊心庵は当面、民泊施設(将来は簡易宿泊施設)として運営。移住文化の象徴として残存する野田邸は移民資料の展示や喫茶店に活用する。3施設とも9月から基本・実施設計と開業準備に取りかかり、来年4月のオープンを目指す。
 基本計画の承認に伴い、3施設の整備以外の各事業も9月から順次、本格的に着手していく。