御坊市中町2丁目の御坊寺内町会館の「和田勇コーナー」で、1949年8月にロサンゼルスで行われた全米水泳選手権の様子を収めた写真が展示されている。
全米選手権では宿泊場所がなかった選手たちに和田氏が家を宿泊所として提供。日本人選手が多くの新記録を出し、敗戦直後の日本に勇気を与えた。
写真は印南町出身、和歌山市在住の新谷芳彦さんの叔父でロサンゼルス在住の入山正夫さん(96)が撮影した24枚。大会当時、ロサンゼルス新報という新聞社が写真館に写真撮影を依頼したが、カメラマン不足のため、カメラが趣味だった入山さんに声がかかった。当時「フジヤマのトビウオ」と呼ばれた古橋廣之進をはじめとする6選手の集合写真や、空港で日系人に歓迎される様子、飛び込みをする瞬間などが撮影されており、また大会に来ていた女優の三浦光子と選手が一緒に写った一枚もある。
新谷さんが同館を訪れた際、和田勇コーナーがあることを知って提供した。同館では「どれも貴重な写真でコーナーがとても充実しました」と喜んでいる。

