大阪市此花区のテーマパーク「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(USJ)のキャラクターらが9日、美浜町の和歌山病院(南方良章院長)を訪れ、重症心身障害児・者と親ら約120人を楽しませた。
 同病院には脳性まひやダウン症といった障害がある6歳から78歳までの男女が入院しており、外出が難しい人も多い。キャラクターショーはUSJを運営するユー・エス・ジェイの社会貢献活動の一つ。パークになかなか来られない小児病棟や障害者施設の人たちを訪問する「コミュニティ・プログラム」で実現した。
 この日は人気キャラクターの「エルモ」と「クッキーモンスター」が登場し、パフォーマーとともに歌やダンスを披露。記念撮影したあと、最後に「世界に一つだけの花」をうたい、南方院長は「皆さんに喜んでもらえたようでよかった。来ていただけたことに感謝しています」と話していた。