何か新しいことにチャレンジしたい、素晴らしいアイデアは持っている...でも、肝心の資金がない。そんな状態で二の足を踏んでいた人たちに夢を与えてくれる近年話題のクラウドファンディング。例えば新しいプロジェクトを実現したいと思っている企業、団体、個人が、主にインターネットなどで広く資金を調達する方法だ。資金提供する側のメリットをどのように設定して、興味を引くのか難しいところではあるが、ゼロから資金を集める方法として世界的に注目されている。
 日本の成功事例では、販売価格5万円台のレーザー加工機開発費に約6000万円、沖縄離島の急病患者を救うための医療飛行機購入に3600万円などの支援金が集まった。有名人では考古学者の吉村作治さんのピラミッド研究費に3200万円、漫才コンビ・キングコングの西野亮廣さんの絵本の制作費に約1000万円などがある。
 そんなクラウドファンディングをイベントの開催に活用しようと、日高町池田出身で和歌山大学教育学部4年生の小畑亮介さん(22)らが、取り組んでいる。企画しているイベントは黒竹の水鉄砲を使った「水かけ祭り」で、今月19日にかわべ天文公園で開催。地域の活性化が目的で、興味を持った人はぜひ支援をお願いしたい。
 日高地方の田舎にもクラウドファンディングの風が吹いてきたようだが、活用できるのは何も民間に限ったことではない。広島県では、廃校のリノベーションへふるさと納税の寄付とクラウドファンディングを合体させて資金を募り、目標を上回る3800万円が集まった事例もある。台所事情が厳しい御坊・日高の自治体でも、ぜひご一考を!     (吉)