8月2、3日に宮城県で開かれる文化部のインターハイ「第41回全国高等学校総合文化祭」自然科学部門に、日高高校生物部(上山貴生部長)が出場する。昨年に続き2年連続の出場。研究テーマも昨年の続編となる「日高平野におけるメダカの生態」で、1年間足を使って調べてきた成果を発表する。
研究は、全国的に減少し絶滅危惧種とも言われているメダカが、日高平野ではたくさん見られることに着目し、その理由を探ろうと始めた。昨年は和田不毛(ふけ)のいくつかのポイントで年間のメダカの有無を調査し、多くの個体数があることや季節によって生息場所が異なることなどを発見した。
今回はエリアを日高平野全体に広げて調査。27年11月から28年8月までの9カ月間、日高町や御坊市、日高川町、美浜町など周辺を歩いてチェック。メダカが生息しているかどうかだけでなく、水路の向きも記録していった。結果、平野の多くの場所でメダカの生息を確認した。全国的な減少傾向に日高平野が当てはまらない理由についても考察。側溝のコンクリートなど一般的な減少要因はあるものの、水田が繁殖地としての役割を果たし、また広範囲に水路が広がっていることで孤立化も防いでいるとし、「稲作が継続されていることがメダカの存続を維持している」と結論付けた。
昨年秋に予選となる県大会があり、日高生物部は全14作品のなかから最優秀賞を受賞。全国大会はポスター発表となり、来場者や審査員に対して研究を説明する。
上山部長は「夏の暑い中もみんなで歩いて調査してきた成果が認められてうれしいです。全国では緊張しないで発表できるよう頑張りたい」と話している。

