4日に紀伊半島に上陸した台風3号による突風の影響で、みなべ町東本庄と谷口地内の農業用ビニールハウス8棟(所有者7人)が損壊する被害が発生した。被害額は約2000万円とみられる。収穫終盤を迎えている梅には大きな被害は確認されていない。
 被害のあった場所は、谷口のJA紀州梅の郷支店近くから東本庄の本郷地区集落排水処理施設付近まで、直線距離で300㍍程度の区間。最も風雨が強まった午後4時半ごろ、強い風でビニールハウスの金属性の骨組みがねじ曲がったりビニールが破れたりする被害が発生した。幸いウスイエンドウを収穫したあとで、ハウス内で栽培していた作物はなかった。近くの住民からは「家の中にいたが、『バーン』という大きな音がした」という声も聞かれた。ほかの場所では強風による大きな被害は確認されておらず、局地的に強い突風が吹いたとみられる。翌5日にはJA紀州の職員、県や町の行政関係者7人が被害の確認に回った。
 和歌山地方台によると、台風3号は午後5時ごろに田辺市付近に再上陸し、瞬間最大風速は潮岬で32・5㍍、同市栗栖川で24・4㍍を観測した。雨量はみなべ町高野で降り始めから77㍉となった。