県高校総合体育大会剣道競技の部は2日から4日までの3日間、和歌山ビッグホエールで行われ、男子団体Aで日高地方から酒本壽莉(しゅり)選手(3年、御坊中出身)がメンバー入りする箕島が8年ぶり2度目の優勝を飾った。酒本選手は5戦無敗の活躍でチームの勝利に貢献。8月9日から12日まで宮城県で開催されるインターハイの出場切符を獲得した。
 男子団体Aは27チームが参加し、予選リーグと決勝トーナメントで熱戦を展開。優勝がインターハイ、ベスト8が近畿大会(7月16・17日、奈良県)に出場する。箕島は予選リーグで那賀、紀北農芸をいずれも5―0で下すと、決勝トーナメント1回戦でも田辺を5―0で退け、準決勝は桐蔭に2―0で勝利。決勝は1月の新人大会と同じ和歌山工と顔を合わせ、1―1から代表戦にもつれ込む激闘を制した。酒本選手はチームの要として、予選から決勝までの全5戦に副将で起用され、那賀戦は2―0。いずれも得意の面で一本を取った。紀北農芸戦は不戦勝で、田辺戦は抜き胴で1―0。2勝0敗で迎えた桐蔭戦は引き分けて勝負を決め、1勝1敗で臨んだ和歌山工戦は引き分けで大将につないだ。
 小学1年から御坊市の塩屋道場で剣道を始め、御坊中から箕島高校に進学。持ち前のセンスとスピードを生かし、献身的な戦いぶりで自身初のインターハイ切符を手にした。「和工は新人大会の雪辱に燃えてくると思っていたので、決勝の前に全員で気を引き締め直して臨みました。インターハイ出場を目標にしていたのでうれしい」と笑顔の一方、「個人的には準決勝は気のゆるみ、決勝は焦りから1本も決められなかった。取らなきゃいけないところで自分の役割を果たせず、勝ち星を付けることができませんでした」と厳しい表情。インターハイに向けて「ベスト4入りが目標。本番まで『1本を取る』『勝つ』ということを意識して練習していく。集大成の大会。引き分けではなく勝利でチームに貢献したい」と闘志を燃やしていた。
 このほか、日高地方勢では男子団体で日高がベスト8入りし、6チームが争った男子団体Bで重村圭治(2年、日高中出身)、龍田一樹(3年、御坊中出身)の2選手がメンバー入りする箕島が優勝。重村選手は大将、龍田選手は中堅で活躍した。