御坊市の花「コギク」の苗の無料配布が12日に市役所議会棟下で行われ、ことしも用意した4000本があっという間になくなる人気ぶりとなった。
 御坊花の会(小池芳三会長)に育苗を委託し、さし芽用の苗木に野口の西本和明さんと湯川町財部の室治男さんが協力したほか、湯川町小松原の米倉信治さんも苗を提供。1時間半前から並ぶ人がおり、開始時には約200人が列を作った。
 柏木征夫市長、山田勝人議長、小池会長らがハッピ姿で一人一人に配布。1袋5本入りで、午前8時すぎから並んだという藤田町吉田の70代女性は「いつも来させてもらっていますが、去年は白とピンクと黄色の花が咲いて本当にうれしかった。ことしも畑に植えようと思います」と話し、小池会長は「11月3日から5日まで、市民文化会館で菊花展を開催します。鉢植えやプランターで育て、ぜひ出展してください」と話していた。