印南町西ノ地の切目王子神社(平野聖翔宮司)で15日、檜皮(ひわだ)ぶき屋根のふき替えを終えた本殿に神様を戻す遷座(せんざ)祭が厳かに営まれた。
 平野宮司と総代7人が集まり、午後8時ごろ神事が始まった。照明が消され、静まり返る暗闇のなか、総代が慎重に誘導。ご神体は平野宮司とともに白い布で覆われ、仮殿(かりでん)の社務所から本殿へ遷(うつ)された。
 本殿は江戸時代に再建され、檜皮ぶきの屋根は昭和54年のふき替え以来、腐朽が進んでいたため38年ぶりに修理。1月から工事に取りかかっていた。竣工式は夏に予定。坂下繁一総代長は「氏子ら待望のふき替えが完了し、夢がかない、皆さんのおかげで遷座を迎えることができました」と感謝していた。