県天然記念物日本鶏保存会(池本元博会長)は23日、みなべ町西本庄の須賀神社で第36回日本鶏品評会を開き、同町西本庄、井上浩一さん(56)の薩摩鶏が総合優勝(県知事賞)を飾った。県内外から天然記念物に指定されている約20種類約120羽の日本鶏が出展。井上さんは「大切に育ててきた甲斐があった」と喜んでいる。
 保存会のメンバーらが飼っているカツラチャボ、烏骨鶏(ウコッケイ)、などが籠に入れられ、境内にずらり。審査員2人が小型鶏、中型鶏、大型鶏に分けて色合いや形など細部をチェックした。知事賞に輝いた薩摩鶏は鹿児島県や宮崎県の地鶏で、羽に艶があることなどが高く評価された。井上さんは自宅で5、6年前から趣味で飼い始め、現在はいろんな種類の鶏が100羽ほどあるという。「いままでも出展したことはあるが、総合優勝は今回が初めて。精魂込めて育てた鶏なのでうれしい」と話している。
 会場には籠に入れられた鶏が並び、来場者が興味深く観賞する光景がみられた。鶏が好きという田辺市の出井小夜子さん(69)は「見たことのないような毛並みや模様があり、見ていて楽しい」と話しながら楽しそうに眺めていた。このほか入賞は次の皆さん。
 【大型鶏】県農林水産部長賞=阪幸夫(大阪府)▽須賀神社宮司賞=田中茂雄(海南市)【中型鶏】県農林水産部畜産課長賞=富山皓次(有田市)▽須賀神社宮司賞=池本元博(田辺市)▽神宮奉納鶏保存会賞=田畑佳志(三重県)【小型鶏】県畜産試験場養鶏研究所長=岩谷一成(串本町)▽須賀神社宮司賞=大野茂(みなべ町清川)▽紀州日本鶏保存会賞=福井正(奈良県)