日高広域消防で新規採用の自治体職員を対象にした研修が行われ、日高町役場の4人が汗を流した。
 参加したのは清水椋也さん(22)、山田紘暉さん(22)、秋山岳さん(18)、船代颯人さん(19)。木村奨消防長の講話を聞いたあと、火災予防や防災について学び、礼式、救命、放水、救助の訓練を体験した。最終日の救助では距離20㍍のロープ渡過に挑戦。隊員に見守られ、声援を受けながら、高さ約9㍍に張られたロープを懸命に渡っていた。
 日高町からの受け入れは3年目。木村消防長は「一生懸命に取り組んでくれていた。職種は違えど地域住民のための仕事というところは同じ。この経験を職務に役立て、活躍してくれることを願っています」とエール。山田さんは「これまで大きな声を出したり、体を動かす機会があまりなく大変でした。仕事をする上で住民の方とのコミュニケーションや職場の人間関係は大切。ここでの経験を生かし、まずは大きな声でのあいさつから実践したいと思います」と爽やかに話していた。