架空請求詐欺の被害を未然に防いだとして、御坊署は13日、御坊市野口のコンビニ「ローソン御坊インター店」のアルバイト店員、美浜町三尾の樋口皓大さん(30)に感謝状を贈った。普段から心がけているという客とのコミュニケーションが奏功。客から相談された電子マネーの購入について、だまされているのではないかと気づき、適切なアドバイスで詐欺被害の未然防止に貢献した。
 御坊署によると、樋口さんは勤務中だった3月31日午後5時30分ごろ、店に来た60代の男性客から電子マネーの購入や使用方法について聞かれ、理由を尋ねると、男性が「有料サイトに会員登録されてしまい、電話したところ、退会か何かの手続きで15万円分の電子マネーが必要になって」などと話したため、「高額だし、それなのに使い方が分からないなんて変だな」と直感。詐欺グループにだまされているのではないかと思い、警察に相談するよう勧めた。
 この日、署長室で太田清太郎署長が感謝状を贈呈。「適切なアドバイスで被害を未然に防いでいただき、本当にありがとうございました。コンビニ、電子マネー、携帯電話、ATMといったものは便利な半面、詐欺に利用されることも多く、また手口も巧妙化しています。おかしいなと思ったら、声をかけていただきたい。これからもご協力よろしくお願いします」と感謝を述べた。樋口さんは同店に勤めて5、6年。常連との会話が楽しみと言い、「普段から声をかけるようにしています。今回は話を聞いていくうちに、ニュースで見たやつ(詐欺)だと思いました。だまされずに済んでよかったです。これからも同じようなことがあれば、すぐに声をかけられるようにしたい」と笑顔を見せていた。