華道の蕉月流、なごみ会(岩田和月代表)は、8日から御坊市藤田町藤井の旧家「瀬戸家」で生け花展を開いている。9日まで。
瀬戸家は江戸時代に大庄屋を務めた家で、現当主の康治さんは14代。住宅は大正~昭和初期に7年間かけて建築され、普段使われていないがまったく傷みはないという。邸内で生け花を展示するのは初めて。代表の岩田さんはじめ14人が桜や純白のカラーなど季節の花を美しく生けた。立派な座敷や「へっついさん」と呼ばれたかまどの残る台所にもそれぞれ雰囲気に合わせた花が飾られ、初日朝から訪れた野村芙莎子さん(御坊市)、小川敦子さん(同)は「懐かしい雰囲気のお屋敷にマッチしたお花が工夫を凝らして生けられ、素晴らしいの一言です」と見とれていた。生け花のほか、瀬戸家所蔵の大正天皇即位の御大典記念につくられた雛人形も展示。来場者は貴重な品に興味深く見入った。
9日の展示時間は午前9時半から午後4時まで。

