ことし3年目の地域活性化イベント、御坊日高博覧会(通称おんぱく)が1日開幕した。「出会い」をテーマに5月7日までの37日間、日高地方全域で食べる、遊ぶ、学ぶなどのカテゴリー別に過去最多の51プログラムが開催される。初日は日高川町道成寺でオープニングイベントが開催され、家族連れら約300人が参加して風船500個を一斉に放し、活気あふれるスタートとなった。     
 オープニングは昨年に続いて日高地方の観光シンボルでもある道成寺で開催。成功を祈願してご祈祷を受けたあと、本堂横の境内で開幕式を行った。
 実行委員会の谷口光委員長はあいさつで「やりたい人がやりたいことをするのがおんぱく。51のプログラムと初めての試みの『おんぱくレストラン』もあり、御坊日高の魅力がぎっしり詰まっています。多くのプログラムを体験してもらい、5月7日のエンディングイベントでは、やってよかった、参加してよかったと思えるイベントにしたい。みんなが楽しんで、御坊日高を盛り上げましょう」と一人一人が楽しむことを呼びかけた。来賓の柏木征夫御坊市長は「地域のよさは、その土地に住む人、そしてその営みにある。おんぱくはまさに拍手喝采を送るべき催しで、ことしも成功することを願っています」、日高郡町村会長の森下誠史美浜町長も「御坊日高にしかないイベント。大いに盛り上げ、交流の輪を全国に広げていきましょう」と期待を込めた。
 ハート型など色とりどりの風船が用意され、小さい子どもから年配者まで幅広い年代の人が手に持ち、みんなでカウントダウン。心配された雨も上がり、風船が一斉に大空に舞い上がると「おー」と歓声が湧き起こり、笑顔の花が咲いていた。続いて境内で花見が行われ、プログラムを提供するパートナーらが意気込みを披露した。
 1回目は秋、2回目は夏、3回目のことしは春の開催。春休みやゴールデンウイークとも重なり、大いに盛り上がりそうだ。各プログラムの予約は随時受け付けている。