看護師国家試験の合格発表が27日行われ、今月3日、御坊市の日高看護専門学校(校長=森脇宏国保日高総合病院名誉院長)を卒業した第1期生40人全員が合格した。
 ことしは全国で6万2534人が受験し、合格者は5万5367人、合格率は88・5%。日高看護専門学校などの養成所や大学、高校専攻科の新卒者の合格率は、前年より0・6?低い94・3%だった。
 合格発表は午後2時、厚生労働省のホームページで。日高看護専門学校は卒業生全員合格に事務室が歓喜に包まれ、卒業生が次々とうれしい報告に訪れるなか、教員と抱き合って涙を流す姿もみられた。
 日高町萩原の堂岡美月さん(26)は5歳の女の子の母親。御坊市内の病院に就職が決まり、「出産の際にお世話になり、自分も看護師になりたいと思わせてくれた方のように、患者さんを自分の家族だと思って、心に寄り添える看護師になりたいです」。
 3年前の入学式から「全員合格」を目標に厳しく指導してきた鳴尾悦子副校長も、この日ばかりはにこにこ。「1期生は先輩がいないだけに、国家試験がどういうものなのか、どれほどの努力をしなければならないのかが分かりません。その不安の中で、みんな本当によく頑張ってくれました。全員そろって卒業、合格できたことは地域の人たちに誇れる結果だと思います」と話していた。