日高地方の小学校で23日、卒業式が行われた。卒業生の皆さんにとっては、毎日通った学びやを後にする寂しさ、中学校生活への期待で胸がいっぱいなことだろう。保護者の方々にとっても我が子の成長がうれしく、一方で自立し、少しずつ親から離れていくという寂しさもあるのだろうか。別れと出会いがあるなかで、人は人とのかかわりで成長していくもの、「たくさんの出会う人たちが人の心をより広く、強く、温かい心へと導いてくれます」。切目小学校の卒業式式辞で冨山修次校長が述べていた。
切目小では計16人が卒業。小学校の卒業式を取材するのは何年かぶりになる。筆者が小学校を卒業したのは24年前。ことしは干支で2回り年下の子どもたちが巣立った。自身の卒業式のことはあまり覚えていないが、切目小では学校や会場は在校生が手作りしたという飾りでいっぱい。慣習だそうで、まず驚いた。式では在校生による送る言葉や卒業生の別れの言葉に感情移入。いつもながら、もらい泣きしそうになった。
話を戻して冨山校長の式辞。今月末で定年退職となる冨山校長は教員生活38年のうち半分近くを切目小で勤めたそう。「切目が第二のふるさと」という冨山校長が最後に送り出す16人に、出会いについて「周りの人とともにより良く生きる努力をしていくなかで、自分自身もより良く生きることができる」と述べた。そして、自分自身の話や地域への感謝に涙で声をつまらせながら「この切目という地域の良さを感じ、住民の一人として高い意識を持ってほしい」。出会いの大切さ、人や地域への愛情が伝わる内容で、人間関係が希薄になっているといういま、多くの人に伝えたく小欄で紹介させてもらった。(笑)

